9月の旬野菜

「秋ナスは嫁に食わすな」は、嫁いびりではなかった!?

夏から秋にかけては、ナス科の果菜が旬の盛りを迎えます。その中でも、一番収穫期間が長くなるのがナス。ナスは品種が多く、ナス科野菜の中では日本での栽培歴が一番古く、江戸時代から栽培されてきました。夏の初めから秋遅くまで、早生種から晩生種へと品種を変えながら、長く楽しめます。お盆のお飾りに作られる、ナスの牛や、水墨画として描かれる、ナスと鈴虫など、日本の文化にも深く根ざしていることがうかがわれます。

 

そんなナスですが、本当に美味しい旬は、お盆を過ぎたころから9月になります。夏の時期にも採れるには採れるのですが、暑い盛りは皮が厚く水気が少なくて、本調子の実とは言えないのだそうです。そういえば、「秋ナス」というと、美味しいものの代名詞として「秋ナスは嫁に食わすな」などという慣用句もありますね。

 

でも、これを「嫁いびり」とするのは大きな間違い。ナス科の野菜にはアルカロイドという有害物質が含まれていて、多食しすぎると血流を悪くして体を冷やすという作用があるのです。特に、妊娠中の女性が食べると、胎盤の血流が悪くなって、流産の恐れがあるのだとか。「美味しいから」と、調子に乗ってお嫁さんがナスを食べ過ぎて、大事な赤ちゃんが流れてしまうことのないように、という戒めなのだそうです。

香りマツタケ、量ならシイタケ

キノコの王様といわれたら、誰もが思い浮かべるのがマツタケではないでしょうか?
昔から「香りマツタケ、味シメジ」などと言われて、香りのよいキノコの代表として、日本人には古くから愛されてきた秋の味覚ですね。旬は9月から10月です。東北地方など寒いところや標高の高い山では8月下旬から採れ始め、九州地方では10月頃まで採れ、地方で多少のずれがあります。

 

面白いことに、マツタケの香りを好むのは日本人くらいで、海外では「良い香り」と認識されていないのだそうです。食文化の違いを垣間見る気がしますね。

 

マツタケはいまのところ、人工繁殖が非常に難しく、実用的な技術としてはまだ実験段階です。日本国内では、薪や炭の利用がされなくなるのと並行して、天然ものの収穫量が激減しました。里山の手入れがされなくなったことで、マツタケの生育環境が荒廃したことが原因みられています。大きなものでは、直径25cmにも成長することがあり、マツタケ山は自然の豊かさのバロメーターにもなっています。


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