11月の旬野菜

日本原産?日本の原風景を彩る、「柿」

秋の夕暮れ、真っ赤に熟れた柿の向こう側を飛んでいく渡り鳥…こんな風景は、昭和ニッポンのドラマや映画にはしばしば登場しました。「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句にも登場したように、柿は、晩秋の果物として、甘いものの少なかった時代、人々を楽しませ、干し柿になって、冬の間はビタミンを補給してくれた貴重な食物でした。

 

外国産の果物が出回るようになって、以前ほど好まれなくなっていたようですが、実は、柿を世界で最も消費する国は日本です。中国や韓国にも柿はあるのですが、日本観賞用として利用されることがほとんどで、日本のように、豊富な品種改良がおこなわれていません。柿の原産地は、未だに明らかではなく、諸説があり、「日本独自の植物ではないか?」という説もあるほど、日本の風土と歴史に深いかかわりを持っているのです。日本は柿の品種が多く、早いものでは9月ごろから収穫が始まりますが、最盛期は10月下旬から11月です。干し柿などに加工される渋柿は11月が収穫の最盛期になり、お歳暮用に加工されています。

 

柿にはタンニンが非常に多く含まれていて、これが「渋」の元になっています。柿を食べると腹痛や下痢を起こす人がいるのは、この、タンニンが上手く消化できない為です。しかし、担任には、酒酔いを改善する効果があるため、柿を食べると二日酔いが治るとも言われています。また、ビタミンAtoCが豊富で冬の果物が少ない時期の風邪予防効果が期待できます。

味噌汁のお供、冬のきのこといえば「なめこ」

味噌汁やナメコおろしなどで、庶民に親しまれているなめこ。近年は、おがくずを利用した菌床栽培が発達して、通年、温度管理した工場で無菌的に作られるようになってしまいましたが、原木栽培なめこの旬は11月。やはり、自然の中で育った天然ものは、味わい深く、濃い風味が楽しめます。なめこは外勤抵抗が強くで、家庭でも栽培が容易なキノコの一つです。最近では、ホームセンターなどでも、菌を植えた原木が売られていることも多くなりました。

 

キノコ類は、一般的にゼロカロリーでダイエットには最適の食材です。また、ナメコの表面を覆う、ぬめりは「ムチン」という成分で、これが、糖たんぱく質の一種。ムチンにはタンパク質の分解吸収を助ける働きがあり、胃や肝臓の働きを健やかにしてくれます。腸内に入ると、糖質の吸収を抑制する働きをすることで、血糖値が急激に上昇するのを防ぐ効果もあります。キノコ類には豊富な食物繊維が含まれているため、腸の運動を活発にして、お通じをよくする働きもあるのです。

 

キノコ類は、全般に抗がん物質を含んでいることで知られています。なめこも例外ではなく、癌細胞の増殖を遅らせる効能を持っていることが、最近の研究で分かってきました。とても、手に入りやすい、健康食材といえそうですね。

鍋物には欠かせない、「ゆず」

冬の味覚と言えば鍋料理。鍋に欠かせない薬味の一つ、と言えば柚子です。昔は「桃栗三年夏季八年、柚子のバカは18年」などと、「実のなりにくい果物」の代表のように言われてきました。しかし、農業技術の進歩で、接ぎ木による栽培方法が確立して、近年では、1年目の苗木でも実をつけさせることができるようになっています。柚子をはじめ、ミカンの仲間は常緑樹で、通年緑の葉をつけています。深緑色の葉に、くっきりと黄色い実をつける柚子の木は、庭の彩りに、実用と干渉を兼ねた庭木として人気があります。

 

現在は高知県が主な生産地で、全国流通の半分以上を生産しています。ハウス栽培も多く、青柚子といわれる固いものは夏から出荷が始まります。熟してから出荷される黄柚子は11月が最盛期です。

 

ゆずはビタミンCなどの他に、豊富なペクチンを含みます。ペクチンは食物繊維の1種でジャムなどの固さを調整するのにも利用されたりする成分です。整腸作用や、コレステロールを減らす効果があり、動脈硬化や脳梗塞といった血管性疾患の予防、糖尿病の予防に期待がもたれています。

 

柚子の酸っぱさは、クエン酸という成分の酸味で、梅干し同様、疲労回復効果があることで知られています。


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